法テラスに任意整理の相談をする前に
「任意整理をしたいけど、弁護士や司法書士に払うお金がない・・・」という場合、法テラスの民事法律扶助制度を利用することにより、弁護士や司法書士に依頼する際の報酬を立て替えてもらうことができます。
すぐに法テラスに法律扶助の申込みに行けば良いと思ってしまいがちですが、その前に、注意すべきことがあります。
法テラスとは
法テラスは、国民が法律問題で困ったとき、適切な法的援助を受けられるようにするために設立された独立行政法人です。
正式名称は「日本司法支援センター」といいます。
法テラスの業務内容
法テラスでは次のような業務を扱っています。
- 情報提供業務・・・トラブルの内容に合った相談窓口を紹介します。
- 民事法律扶助業務・・・弁護士や司法書士に依頼する際の費用を立て替えます。
- 国選弁護関連業務・・・被疑者や被告人に対して国選弁護人を付ける手続を行います。
- 司法過疎対策業務・・・法律家のいない地域に事務所を設置し、国民が法律相談を受けられる環境を整えます。
- 犯罪被害者支援業務・・・法律相談や弁護士紹介等を通じて、犯罪被害者を支援します。
これらの業務の中で、任意整理の費用を立て替えてくれる制度が「民事法律扶助業務」です。
法テラスの民事法律扶助業務
法テラスでは、審査を通った人に対して、弁護士や司法書士に依頼する際の報酬や実費の一部を立て替えてくれます。
これにより、すぐに費用を準備できない方であっても、弁護士や司法書士に任意整理を依頼することが出来ます。
法律扶助を使って任意整理をするまでの流れ
民事法律扶助制度を利用して任意整理を進めるには、次の二つの方法があります。
- 依頼者が最初に法テラスに行って民事法律扶助の申込みを行い、法テラスから弁護士や司法書士の紹介を受け、その弁護士や司法書士に任意整理を依頼する。
- 借主が最初に弁護士や司法書士を探して任意整理を依頼し、依頼を受けた弁護士や司法書士が法テラスの民事法律扶助の申込手続を行う。
この二つの違いは、受任(取立てストップ)に至るまでの時間です。
法テラスから弁護士や司法書士の紹介を受ける場合、混んでいるときは1ケ月以上待たされる場合があります。
この間は、ずっと自分で借金の取立てに対応しなければなりません。
これに対して、自分で弁護士や司法書士を探す場合、ほとんどの事務所ではすぐに取立てストップの手続を行ってくれます。
早ければ、問い合わせた当日に面談し、すぐに受任してもらい、すぐに取立てを止めてもらうことも可能です。
法テラスに行く前に、契約弁護士や契約司法書士を探しましょう
結局、法テラスに申込みに行くより、最初に弁護士や司法書士を探したほうが、早く相談を受けられますし、早く受任してもらうことができます。
先に弁護士や司法書士に依頼し、その弁護士や司法書士に民事法律扶助を申し込んでもらえば良いのです。
ただ、民事法律扶助が利用出来るのは、法テラスと契約している弁護士と司法書士に任意整理を依頼した場合のみです。
民事法律扶助の利用を考えている方は、必ず契約弁護士や契約司法書士にご相談ください。
当事務所も法テラスと契約しておりますので、審査基準を満たす方は、民事法律扶助を利用して任意整理の費用をお支払いいただくことができます。

